レッドビーシュリンプの飼育繁殖法  <2006.07.07 一部修正>

・餌 たいていの熱帯魚用の餌は何でも食べますが、やはり甲殻類ということでカルシウムは欠かせません。 うちではスピルリナ100%錠剤やビーシュリンプ用の餌をオークションで購入し、与えています。 その他、不定期に「ほうれん草やタンポポの葉をゆでたもの」(無農薬な物、少しでも薬が付着して いるとアッサリ死にます。)やホームセンターや100均で売っている「ザリガニのえさ」などを 与えています。 なお、餌やりの頻度は毎朝1回だけです。 飼い始めのうちは餌の量も少な目が良いでしょう。 状態を見て量を増やした方が水も汚れません。
・水質、水温 ソイルを使っていると自然と弱酸性(pH6〜6.5くらいです。)にキープされます。 温度は夏場以外では25℃±1℃ぐらいでしょうか。(夏場は28℃くらいになってます。) 低温側では15℃程度でも死にませんが通常は20℃を下回らないようにしてください。 ただし20℃程度の水温で飼育した場合抱卵はしないようです。 高温には弱いので28℃以上にならないようにしてください。 特に30℃を超えると死んでしまうことが多いです。 あと、高温時には酸素濃度が少なくなるのでエアレーションをしてください。 どの場合にも言えるのですが水温や水質は急激に変化させないでください。 エビは温度や水質の急変で体調を崩し、すぐに死ななくても毎日ポツリポツリと死んで行き、 やがて全滅します。
・底砂 いろいろ言われていますが、うちではADAのソイルで大成功しています。 ソイルの種類は「アマゾニア」で粒の大きさは底面濾過を使用するためノーマルサイズです。 ただしソイルには寿命があるみたいで1年から2年くらいで交換する必要があります。 pHが極端に下がり始めたときが寿命という考え方もあります。
・水換え 通常は足し水のみでほとんど水換えはしていません。 1ヶ月に1度、10〜20%程度を換えるぐらいです。 ただしスポンジフィルターは毎週水洗いしています。(真っ黒い水が出ます。)
・水槽の大きさ 一般的には大きいサイズのほうが水質が安定するので良いと言われていますが、 はじめのうちはエビの数が少ない場合が多いので30cmキューブ水槽から はじめるのが良いでしょう。 事実うちでは60cm水槽からはじめましたがうまくゆかず、30cmキューブに 切り替えたとたん調子が良くなりました。 ただしこれはエビの数が少ない場合です。はじめから多数のエビがいれば大型水槽 でもOKです。
・濾過 うちでは30cmキューブ水槽に、ニッソーの底面濾過をテトラのOT−45で 引いた物をメインとして、補助とエアレーション用にテトラのブリラントフィルターを 使用しています。 なお、ソイルの吸い込み防止のため底面フィルターとソイルの間にはコトブキの濾過砂利を 1cmくらい敷いています。 ただし濾過砂利を使う場合は、細かい砂状の微塵は取り除いてください。 微塵が残っているとOT−45のインペラに詰まりフィルターが止まってしまいます。
・光 抱卵には1日8時間以上必要みたいです。 あまり長いと水草などがコケコケになるので8〜10時間がお勧めです。
・流木、水草 穴の開いている流木にウイローモスを巻きつけたものが最適です。 これは稚エビや脱皮をする個体の絶好の隠れ場所となるばかりでなくウイローモスの新芽や 流木に付着する微生物などが餌となるからです。
・混泳 繁殖を狙うのであれば混泳はしてはいけません。 オトシン程度であれば大丈夫な気もしますが稚エビを食べない確証はありません。
・添加剤 これもいろいろ言われていますが、うちでは一切使っていません。 pH調整剤や水草用の添加剤(木酢酸はとくに注意。)、薬剤などは少なからず エビに影響を与えます。(バクテリア添加剤などはOKです。)
・水あわせ ビーシュンプは環境の変化に弱く、新しい水槽にいれるときは十分に注意して 水あわせが必用です。 とても小さな生き物ですので、簡単な水あわせですと翌日から、ポツリポツリと 死んでしまいます。
・水あわせのしかた 1.エビの入っているペットボトルを30分位浮かばせて入れる水温と同じにする。
2.バケツなどにエビと水をあける。
3.エビを入れる水槽の水をエアーチューブを使い点滴のようにゆっくり入れる。
4.1〜3時間くらいかけて、ゆっくり入れて元の水と水槽の水の比率が1:9位になるまでにする。
5.病気や害虫予防の為、バケツの水をなるべく水槽に入れないようにエビのみ網ですくい水槽内に入れる。
・繁殖 はじめは10匹程度から飼育を始める方が多いと思いますが、積極的に繁殖を狙われる方は最低20匹程度からはじめたほうが良いと思います。 私の経験からいうと、できれば30匹から始めたほうが結果に結びつくと思います。(30cmキューブの場合。60cmの場合は1.5倍の45匹。) この程度の数がいると飼育初期から常に抱卵個体をキープできるし、導入直後の環境変化に適合できずに数匹落ちたとしても十分補えるからです。
・その他 ビーシュンプの仲間は少しでも環境がかわると、体色が変化して色が抜けたようになります。(特に白色のバンド) ほとんどが水に慣れると元に戻りますが、中には色が抜けたままになってしまう個体もいます。 こんな個体でも繁殖して生まれた子供は白バンドが復活していますのでぜひ繁殖にチャレンジしてください。

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